模擬試験

いよいよ佳境となる受験生。

今年はこんなご時世ですので 上京してレッスンをうけたり 大学の講習会に参加するのもままならない感じです。


それならば、と 知り合いの声楽家の方が企画し 受験生、今回は主に東京芸大・愛知県芸を希望している受験生を募り、模擬試験を行いました。

私も少しお手伝い😊

聴音・新曲視唱・リズムうち・楽典
そして希望者は実技も。

本番さながらの緊張の仕方で みんな休憩時間も 参考書片手に 静かに学習してました。

採点まですませて帰宅しましたが、私が受験した頃(約40年前)は ピアノはピアノの先生、聴音は聴音の先生、と完全分業でしたから その他のもの 例えば楽典なんかは みてもらったことがなく💦
ましてや両親とも音楽家ではないので、そんな科目があるとも知らず💦
YAMAHAで参考書を買って自力で勉強してました。
そういうものだと、思い込んでました。

入学してから みんな専門の音楽教室や先生に教わってたのを知り、よく通ったもんだと我ながら青ざめたのを思い出しました。


それに比べたら、今はネットで過去問もわかるし 解説もある。
いくらでも調べたり学んだりするツールはあるのだから もう少し 自力でやるといいなあと思います。

みんな、実技はすごくうまいのですが 基礎知識がいまいち😅
採点してて えーっ?とか うそーっ?とか心で叫んでました😑

音楽は 演奏することだけでなく、知識も感覚も興味も全てがトータルバランスとして 成り立ってないといけません。
例えば世界的ピアニストのアルゲリッチは、日本の能に造詣が深く、それについて語っているのを雑誌で読んだのが 私が高校の時です。

若いときはがむしゃらですが、その気概を たくさんのものに向けてほしいな、としみじみ切望した1日でした。

Chie Koga Official Site

ピアニスト 古賀千恵公式サイト

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