先生として思うこと

え?え?

と ゆっくり吟味する間もなく 急に秋めいてきました。

夜も薄い毛布がないと寒いくらい💦
先日まで クーラーがんがんつけてたのに……


春夏秋冬、それぞれの季節ごとに思い出すことが色濃いですが、秋になると
必ずピアノの先生としての自分を省みることが増えます。

生徒のコンクールがどんどん決行されるから。

結果が伴わない、とかそういう類の反省ではありません。
結果は、良しにつけ悪しきにつけ、最近はだいたい想定の範囲内になってきました。

こんなに良くひいたのになんで??みたいのは滅多なことでは起こりません。
納得してるわけではなく、そのコンクールごとの傾向、もしくは審査員の好みが頭に入っているからです。
そして、それに添うような演奏をさせるつもりもないので、予め生徒には参加を決めた時点で 自分の音楽をするにあたってのリスクを説明します。


この行為が以前はなかなかできず、ひとり悶々としてました。

わかりやすく言えば、偏差値45くらいの子が 東大うけます!と言ってきたときの対処ミスです。
そのギャップを説明することがなかなか苦手で、そうだね、頑張ってみる?と必ず言ってた気がします😓

これは返す返すも私の責任。

物事は事実を冷静に伝えねば 様々な誤解も生じます。

勉強やスポーツと違い、結果が見えにくい世界ですから、どうしても期待をしてしまうし ホントはいけるんじゃないか、と本人はなるんでしょう。

そこを導くのが先生としての役割です。

それを私ができなかったために、何人もの生徒から見限られ😅他の先生にいってしまいました。


みんな大きくなっただろうな〜、と懐かしむ気持ちと共に、この世界で全く名前を聞かなくなってしまったことからできる想像……音楽やめちゃったんだろう……を思うと 妙な気持ちになります。


それもまた、その子の人生。

と言ってしまうには 早期教育で詰め込まれてるので 意気消沈してることも多いでしょう。


早期教育の弊害です。

小学校、中学校のときのコンクール入賞は、糧にはなれどもあてにはならぬ、といったところですかね………

こんなこと言うから「古賀先生はコンクール嫌い」という びっくりするような風評がたつんですね🤭🤭🤭






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