安全運転
蝉の声がうるさくて目が覚めるようになるこの時期、必ず思い出すことがあります。
13年前のちょうど今頃、大きな交通事故にあいました。
私が運転手。
うしろには子供3人。
発表会間近で 土曜日の朝から実家レッスンのため、山の中の道を急いでました。
いくつかあるカーブを曲がった途端。
え???
なんで目の前に車がいるの???
と一瞬思った瞬間、すごい衝突音。
後ろにいたはずの子供が助手席のダッシュボードの下、残り2人は後ろで泣いている。
詳細は少しグロテスクになるので割愛しますが、末っ子は1週間ほどICUに入れられました。
検証に来た警察の方が ちょっと黙ったあと「よく死人が出なかったな」といったくらい 相手の車も私の車も大破。
結果的には制限速度40のところを、免許とってまもない男の子が100キロ近くで飛ばし、カーブのきりそこないで私の車に突っ込んできた、というもの。
幸い メンタルな面は別として 今もって演奏活動もでき、子供たちの命も救われたので 過去のこととなりましたが(相手は 奇跡的に肋骨にひびが入っただけ)、万一子供に何かあったら、相手の運転手を刺しにいってやる、と決意してたくらい 凄惨な現場でした。
今でも救急車の中で子供の意識がなくなってしまった時のことは忘れようがありません。
入院した先でも「運ばれてきたときは どうなるかと思った。」と元気になったあと言われました。
皆さん、口を揃えて「お母さん、大丈夫よー。これくらいだったら大丈夫よー」と繰り返し口にしていた搬送時でしたが、誰も私の目を見なかったこと、そして その割には廊下を看護師や医者が走り回ってたことから 「嘘だな」と気づいてましたが。
この猛暑の中、睡眠不足にもなるし、ボーッとなることもあります。
今日は終業式。
街中や 路地に子供の姿が増えます。
相手の人生がかかってますから どうか安全運転でお願いします。
0コメント