かすかな記憶

  ちょっと訳あって家人が入院中。
外科的要素のものなので、入るときから退院日時が決まってました。
それでも心配の沙汰は楽にはならず 入院4日目の今日、ようやく笑顔の出たあちらの顔を見て こちらもようやくお腹がすいた感触が戻ってきた感じ。


毎年この時期は 要注意なんです。
3年前のちょうど8月末。
私が救急外来を受診、そのまま入院になったことがありました。

ずっと絶食 点滴に繋がれたままでしたから、 これ幸いと楽譜、音源を持ちこみ 勉強😅
隔離病室でしたので もちろん個室。
別荘にいたような居心地。
 

そういえば、この入院中に自分の子供の練習の音源持ってきて 「聴いてください」って言ったお母さんいたなあ。
どこのお母さんも必死ですね😅
にわか病院レッスンでした。


そして 病院→かすかな記憶→わが母……となるのはなぜか。
遡ること47年前。

ひろーい病室だった記憶があるのは多分私が幼かったから。

弟の誕生でした。

日曜日、年子の妹と 父と 祖母と面会へ。
そのとき ちょうどご飯の時間となりました。
母が「食べていいよ😄」とやさしく言ったので 遠慮もせず 妹とパクパク😅

献立は定かではありませんが、ひじきがありました。
今思えば 母には父がなにがしか差し入れしてたんでしょうけど、お産を終えた人の食事をとるなんて、ひどい話です😱

でも、白い病室と母の白い寝巻きと 当時は色白だった弟の眠る顔は はっきり覚えてます。

その弟も今やいいおじさんで、浅黒く。
弟を抱いた母は 相当なおばあさんで 足がおぼつかなく。
そして 白く広い病室は、白いけど狭いベッドに眠る我 家人へ、と時代は移りました。


健康第一。

これに限ります。


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