楽譜

私たち音楽家にとって、楽譜は参考書であり、解答であり、取り扱い説明書であり、手紙であり……

ともかく大事な生命線です。

書いてあることをそのまま弾けるようにすれば、それで出来上がり。

それが出来ないから、頑張って練習するんです。

そして練習と共に感情が沸き上がってきます。
ここは、こういうふうに歌いたいな。
でも こうすると弾きにくいな。
ここの音色は こんなふうでは感じが違うな。
などなど。


そこからが、+アルファの勉強。

その順序を逆さまにしてしまうと、確固たるものに仕上がりません。

 最近は 8割程度の楽譜の読みしかしてない生徒が増えてきている気がします。
子供はもちろんですが、専門に目指している中高生、そして 音大生。


見て読んで考えて弾いて。

できなければ、また考えて聴いて弾いて。

それでもダメならレッスンなどで第三者の助言を貰うもよし。

そして、再度トライ。

レッスンに来ればうまくなるわけではありません。
長いめで見れば、レッスンに来るまでに 何がどうできないかを考えて悩んでこないと、適切な処方箋は出せません。
そうでなければ、先生のコピー商品になってしまう。

楽譜、しっかりたたきこみましょう。

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