アマデウス

モーツァルトの本番の前は 必ずといっていいほど これを観ます。

あのストーリーを堪能するわけではなく、しんしんと降り積もる雪の白さや、凍てつく石畳の寒さや、一瞬にして新緑になっていく爆発的な自然の様子を再確認したいんだと思います。

ただ昨晩は 今までとは感想が異なり、モーツァルトが音で確認しながら作曲せず、感情そのものをダイレクトに音にしている その過程に はたと考え込みました。

たったあれだけのシンプルな音に込められた悲しみや憐れみや救いって、どう表現しろっていうんだろう。
これは 結局のところ ピアニストの腕もさることながら、その人の生きてきた経験値でしか表せない。


これらの経験を思いだし、傷みを反芻しながらの作業って これまた辛いんですよねぇ………

あと10日 傷みの繭にくるまれます(;_;)

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