原点

 再来週 西日本新聞主催の講座で使用する資料ができました。

………といっても 友人にスキャナーで読み込んでもらってきれいにしてもらったので、私は楽なもんですが(^^;

ざっくりと年代別にピアノの歴史をおってます。
そして、この時代のピアノがこうだから こういうふうに弾かれていて 解釈はこうだったが 最近はこういうふうに変化してきてしまった、という具合に話をすすめる予定です。

とはいえ、私も古楽器専門ではないですが、私が住んでいたバーゼルという街  そしてバーゼル音楽院は、オランダのスウェーリンク音楽院とともに世界では名の知れた古楽器王国。
ミュンヘンや東京と比べて 否応なしに古楽器とは触れて聴いてきました。
ピアノだけではなく、ヴィオラ・ダ・ガンバや リコーダー、バロックフルートからバロックヴァイオリンまで。
もちろん声楽も。


今現在、ソリストが「アピールする時代」と呼ぶならば この時代は「神に捧げる時代」です。

一時期 古楽器転向をすすめられ迷ったこともありますが、その多用さと 挑戦することの多さから 今の楽器のまま勉強を続けている私にとって この歴史を学ぶことは音楽の原点に立ち返ることでもあります。

4/19  残念ながらたくさんの応募をいただきつつ定員があるため抽選となってしまいましたが、あますところなくこの魅力をお伝えできたら、と思っています。


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